Anyalog

ネトゲと音声合成と備忘録

拗らせ厨二病少女 紲星あかり(15)の話

以前Twitter

投稿者各位、自分が出した動画の資料集とか裏話とかどんどん出せ

こんな事を言ってたのでいい加減自分でもなにか出そうと思った。
動画の裏話とか小ネタとか、そういうのを聞くのがめちゃくちゃ好きなので。

自分の動画については普段からTwitterとか
投稿しているボイロラジオ「イタきりUnite Wave



とかであれやこれや言ってるけど……、全員が全員見てるわけじゃないし、拾い切れていない反応だってあるので、ブロマガではそういう話を書きたいところ。



てーことで、今回は先日新作を投稿した「拗らせ厨二病少女 紲星あかり(15)」の話をしていこうと思う。
なんとなく文章書きたいねって理由で書いてるのであまり面白い話はないかもしれない。
なんとなくの雰囲気で読んでもらえると嬉しい。



現状この2本を投稿しているボイロ劇場、通称「厨二紲星」(自分がそう呼んでるだけ)
え、まだ観てない?観て♡

……観てきたね、じゃあ話を続けよう。

元々は薙派さんのあかりちゃんの立ち絵を使って(カッコ可愛いのですき)OPとかアイキャッチみたいな映像を作っていた時に、Discordの某作業鯖で「厨二病のボイロが見たい」とか話していたり「ギャグ要素の強い話を書く練習をしたい」と思ったのが始まりだった。

厨二病……確かにネタにしやすいかも、と思って次に考えたのは「厨二病に必要な要素ってなんぞ?」だった。答えはすぐに出てきた。

詠唱」と「二つ名」だった。

バニッシュメント・ディス・ワールドラノベ原作のアニメでもしっかり二つ名や詠唱バトルは存在する。これらは厨二病と切っても切り離せないし、バトル物を書くなら必須の要素とも考えている。まともにバトル物の話を書いたのはずっと昔の話だけど。

ここまで決まったところでタイトルも決定した。「拗らせ厨二病少女 紲星あかり(15)」の誕生である。語感よくて結構好き。(15)←ココ大事



最初に考えたのは二つ名。

名前やパーソナルカラーにちなんだものがいいと思い、あかりちゃんには名前の紲星から「」に絡む二つ名「《星降る夜を征する者》(スターダストコンカラー)」を。
由来はほぼそのまま「眩い星の輝きは世界を照らすことも、滅ぼすことも出来る。空を舞う星の狂気を従えた者」という意味を込めている。

そしてもう1人の厨二病、葵ちゃんにはパーソナルカラーから「」、名前の琴葉から連想する「言葉」に絡む二つ名「蒼の創造者(アズールメイカー)」を。
由来は「歴史を通して世界を繋ぐのは言葉であり、蒼の海は生命の源である。溢れる生命の歴史を言葉で表現し、自分の力として使役する者」という意味がある。

それから厨二病にありがちな日常的エピソードを考えた(振り返ってみた)。
ブラックコーヒーに憧れるよね、とか。ノートとかに魔法陣とか描くよね、とか。そういう感じで過去の自分達の古傷を全力で抉り散らかしながらネタを決めていった。

ぶっちゃけこの時点でもう死にたかった。穴掘って埋まりたかった。

しかしこれだけでは完成しない、そう思っていた自分がいた。


そう、「詠唱シーン」がないじゃないか。なんなら「詠唱バトル」がないじゃないか、と。


早速詠唱を考えた、しかも2つ。

自分はファイナルファンタジー……というか、スクウェアに育てられてきたので、FFの召喚獣にちなんだ詠唱を考えてみようと思った。
(Key、TYPE-MOON、Lassなんかもめちゃくちゃ影響受けてるよ)

この頃FF14ではFF8をベースにした「希望の園エデン」シリーズが展開していたので、ヒカセンでかつFF8が好きな自分としてはこれしかないと思い、FF8G.F.(ガーディアンフォース、8でいう召喚獣のこと)から「エデン」「リヴァイアサン」をチョイス。
あとはそれぞれ厨二病らしい謎のインフレを含ませた感じに召喚すれば完璧!となった。

こうして生まれたのが「終焉り紡ぎし楽園(コーリング・エデン)」と「顕現:海神龍(リコール:リヴァイアサン)」の2つ、二つ名となるべくリンクするよう意識した。

2作目の詠唱はちょっと作り方が違うので後述。



これで彼女たちの舞台は整った。あとは回避しようのないオチをつけるだけ。

Q.厨二病患者が絶対に勝てないもの、みんなはわかるかな?

A.そうだね、現実だね。

最初は茜ちゃんにオチをつけてもらった。授業始まってるのにトイレの前で双子の妹がわーきゃーしてたらそりゃ引っ張って連れ帰るでしょ。

こうして「拗らせ厨二病少女 紲星あかり(15)」は制作され、投稿されたのでした。
最初はこんなに伸びるとは思ってなくて、こんなに古傷を抉られて死ぬ人がいるとは思ってなかった。作った本人は既に死にたさ∞だったので実質無敵でした。


余談:2作目の詠唱の話

続編であるところの「真・拗らせ厨二病少女 紲星あかり(15)」は詠唱シーンにそれなりに気合を入れて作った。

その理由が前作の詠唱バトル中についていた「葵ちゃんの方がきついw」というコメント。

……うん、今ならわかる気がする。実際に真の方でも葵ちゃんの方がヤバくなっちゃったもん。

そんな葵ちゃんの詠唱、今回は茜ちゃんを巻き込んでの掛け合いになっているのだが、これにはしっかりとした理由がある。

Synthesizer V 琴葉姉妹で作る予定だった。

……はい、トークロイドの解説とか見ながらチャレンジしてたけどめちゃ難しくて断念。

詠唱の「双想歌:神々が恋した大いなる福音(デュアルシンセサイズ:ゴッドブレス・オーケストラ)」もシンセ琴葉と歌をモチーフにして考えたもの、なので読むというよりは歌うことをイメージしている。

しかしそれだけでは二つ名との絡みが薄くなってしまうので、人々が音楽を生み出すまでの歴史をイメージし「音楽は歴史と共にあり、その都度姿を変えて世界を導いた」ということを伝えるものになるよう頑張って考えた。

彼女たちの能力は歴史を力として使役するものなので歌との相性もいい。



で、予想以上の完成度に劇中のあかりちゃんは「ちょっとやべーな」みたいなことを思っている。
しかも相手は2人、分が悪い。

……ところで突然カップリングの話になるが、ボイロCPには「きずきず」というものが存在する。紲星あかりと紲星あかりのCPである。少ないからもっと増えてほしいな(チラチラ



まあ多分パッと出てくるのはこれだよね、読んでる人も多分7割くらいはそうだと思う。
残りの3割の人は多分別のきずきずを想像してると思う。
でも大体どれを想像してるかはわかるよ。

……んで、きずきずがなんぞ?と思うだろう。

ここで話を戻していこう。今のあかりちゃんは琴葉姉妹の2人を相手にしていて少々分が悪いのだ。

ここで《星降る夜を征する者》であるあかりちゃんが採った選択は

召喚獣として並行世界の自分を召喚して、1人では使えない技を使う」

というぶっ飛んだことを始めた、彼女は「並行世界を観測する能力」も持っていたのでその応用というわけだ。
エデンに力を借りて並行世界の別の自分を呼び寄せる……。それが

天輪共鳴:再臨せし楽園の覇者(ヘヴンリーコーラス:リザレクション・オブ・エターナルロード)

である。

1作目冒頭でちらっと出ていた「天輪眼(ヘヴンリーアイ)」を覚醒させることで、それまで観測しか出来なかった世界に干渉を及ぼすことが出来るようになったのである。

そんな感じでもう1人の自分を召喚し、人数差はなくなった上、自分を召喚獣として使役している状態だ。
つまり召喚獣としての自分に自分の最も強い技を使ってもらうことだって出来るよね。

そうして発動させたのが

《星降る夜を征する者》の誓い:原初の太陽(エンキンドル・スターダストコンカラー:スーパーノヴァ)

である。

エンキンドルというのはFF11FF14の召喚士が使う技で、召喚獣に履行技を撃つように指示を出すものである。例えばイフリートなら「地獄の火炎」とか、そんな感じ。
余談だが技に自身の二つ名を含ませることで、召喚獣と召喚者で負担を折半するようになっていたりする。

これは自分の勝手なイメージだが、紲星あかりは守りたいものが出来た時、どんな壁だって乗り越えて守ろうとすると思っているので、世界や時間の壁だってぶち破ってくるだろうという思いも込めて「2人の紲星あかり」という形を作り上げた。


その結果、感想で「イマジナリーきずきずは業が深すぎる」とか言われた。



とっ散らかった文章になってしまったが、書きたいことは書いたので満足。

いつもコメント・マイリス・いいね・広告ありがとうございます。
引き続き動画の方をよろしくお願いします。
Twitterをフォローすると主に葵ちゃんの話がいっぱい見れます。


そうそう、仮に3作目を作るとしたらタイトルは

極・拗らせ厨二病少女 紲星あかり(15)

になる予定です。